去年、香港の友人カップルの結婚式に招待され参加してきました。
海外の結婚式に参列する際、日本とは違う文化に戸惑うこともありますよね?
この記事では香港の結婚式文化についてご紹介します。
ぜひ参列する際は服装やご祝儀など参考にしてくださいね。
ご祝儀はどうするの?
日本の結婚式では多くの場合ご祝儀で行われますよね。
北海道は別ですが、
(北海道では会費制の場合が多いです)
最近では会費制で友人だけのパーティーする形式をとるカップルも多くなりました。
わたしたち夫婦も会費制の1.5次会で結婚式をしたカップルのひとりです。
わたしたちが計画した1.5次回についてはまた次回以降にご紹介しますね。
そんな結婚式で新郎新婦にお祝いとして渡すご祝儀ですが、
香港も同じようにご祝儀があります。
ただ渡し方や金額が日本とは異なります。
香港のご祝儀はこんな感じです
- ご祝儀袋は個人で用意せず、披露宴前にもらいお金をいれる
- 金額は決められていないが、披露宴場所によって変わる
ご祝儀袋は用意しなくていい
日本の結婚式にしか参列したことがないわたしたちは、
同じ結婚式に参加する香港の友人にとても確認しました。
お金だけを持っていき、
披露宴開始前の受付でご祝儀用の袋を配ってくれます。
全員それにお金を入れ、名前を書いて受付の人に渡しました。
いくら入れればいいの?
日本だと友人の結婚式に参列する場合の相場は3万円ですよね。
香港ではそれよりもすくなく、
約HKD800~くらいです。
一人10000円~15000円くらいですね。
日本のようにはっきりとした相場はないようですが、
披露宴を行うホテルのランクによって多めにしたりするようです。
香港では、来てくれるゲストに料理などのおもてなしや日頃の感謝をという思いが強く、ゲストにご祝儀のように何かしてもらうというかんじがあまりないようです
服装は?何を着たらいいの?
日本の場合はドレスアップをし女性は髪もセットし、男性はスーツを着ることが多いですよね。
それはご祝儀制の披露宴でも、1.5次会のような会費制のパーティーでも変わりません。
しかし、香港の結婚式の場合はラフな服装もOKなんです。
日本にはまだまだ馴染みの少ない新郎新婦の付添人という方々は、
日本の結婚式のようにドレスアップしとても綺麗な服装です。
が参列するゲストはドレスを着たり、日本のようにきっちりする感じはありません。
女性の場合
女性だと、
無地のワンピースや、仕事できるようなカジュアルなパンツスーツを着ている人が多いです。
日本の結婚式をイメージした服装で言ってしまうと浮いてしまいます。
そんなわたしは、ドレスのようなキラキラとした生地でもない、
普通のコットンのような生地でできた紺色の無地の、腕が七分袖のワンピースを着ました。
きっちりしすぎず、かといって普段着で行くのも・・と思っていたので結果としてとてもちょうどいい服装でした。
髪型も決めすぎず、ちょっとお出かけするくらいのイメージでちょうどいいと思います。
靴はパンプスやヒールで問題ないです。
中にはスニーカーの人もいましたよ!
日本の結婚式まではいかず、ちょっといいレストランではじめてのデートというイメージの服装がいいですかね。
男性の場合
男性の場合も、日本ほどきっちりする必要はありません。
ラフ、カジュアルというイメージの服装です。
日本の結婚式も男性はスーツを着ると思いますが、
ネクタイをしている人はほぼいません。
というか、私が参列した披露宴は高級なホテルでゲストの人数も多かったのですが、
ネクタイをしている人は見なかったと思います。
スーツを着るなら、ネクタイはせず、上着を着ていない人も多いです。
私の夫はスーツでしたが、ネクタイはせず、上着は脱いでいることも多かったです。
特にスールでなければいけないという感じは全くなく、
上が白のポロシャツに、下は無地のパンツの人も多いです。
チノパンを履いている人もいました。
なので特に気にせずに、無地で上下をシンプルに合わせれば特になんでも問題ない雰囲気です。
披露宴はどんな流れなの?
- 1開始前受付を終えた人から開始前の時間でも席に着けます。
どのテーブルなのかは決まっていますが、席は決まっていない場合も多いので、着た人から好きな席に着きます。
飲み物や食べ物を配っているので好きに食べて始まるのを待ちます。
- 2披露宴開始親族の方も集まり披露宴がはじまります。
日本と同じく新郎新婦が入場し、料理が運ばれ始めます。
ほとんど流れは同じで、新郎新婦のムービーを見ながら飲んだり食べたり写真を撮ったりします。
- 3自由解散特に「これで終わりです」というアナウンスはありません。
大体の料理がで終わったら、自然と帰り始めます。
日本と一番異なるところは、披露宴の終了です。
「これで終わりです」というアナウンスはなく、自然に終わります。
ホテルにもよりますが香港の結婚式では出てくる料理が多いです。
「これで終わりかな」と思ったら私たちの場合は友人に「まだ半分しかでてきてないよ」と言われてびっくり。
みんなお腹いっぱいです。
たくさん食べていってくださいねという香港の素晴らしいおもてなしですね。
後半は近くの人や友達が席を移動したりしながら、
ゆっくり食べたり飲んだりしていました。
大体料理ができったことに新郎新婦や親族は出口でゲストを見送ったりしています。
最後の最後まで残っていれば別ですが、
「明日早いから帰るね」と言って一緒のテーブルの友人も帰ったり、
みんな自分の好きなところで帰っていました。
私たちも、半分位の人が帰り始めた頃帰りました。
日本とは違い、本当に好きに飲んで食べてゆっくりする時間でした。
その分時間も長く3時間ほどありましたが、久々に会った友人とゆっくりすることができてよかったです。
まとめ
香港の結婚式はまた日本の結婚式とは違い、とても素敵な時間でした。
料理数も多いのでお腹を空かせて行くことがおすすめです。
服装やご祝儀もあまり考えすぎず、
「お祝いに行く」という気持ちがとても強い感じがしました。
もちろん日本でもそうだとは思いますが、
日本の結婚式だと、当日の着るドレスや美容室の予約、帰りは引き出物で荷物が多かったりと結構詰め込まれた1日になりますよね。
香港では「みんなで集まってお祝いする日」という気持ちでゆっくりする時間という印象が強かったです。
海外の結婚式文化を体験できることはとても貴重で素敵な1日でした。
これから香港の結婚式に初めて参列する方の参考に少しでもなれば嬉しいです!