【映画の感想】ディストピア パンドラの少女

 

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ざっくりとあらすじ

ゾンビ(ハングリーズ)になってしまう病気が普通になっている世界。
その世界では、人間や獣の匂いを感じるとゾンビになって襲いかかってしまうが、そうでないときは普通の人間と変わらないゾンビの第二世代の子どもたちがいる。

この子たちは、ゾンビに噛まれた妊婦から生まれた子たちである。

 

その子どもたちが、ゾンビになってしまう病気のワクチンの鍵となり、ある施設で日々研究がおこなわれている。

 

学校のように、第二世代の子どもたちと先生が授業をし研究を行い、裏では子どもを解剖している施設だが、その第二世代の中でも特に頭がいい今作の主人公が「メラニー」という少女である。

 

授業を担当するヘレンは子どもたちに対する研究に反対しており、特にメラニーには特別な感情を持っている。

 

ある日、施設がゾンビにより突破され、崩壊する。
ヘレンとメラニー、研究者のコールドウェル博士、パークス軍曹、ギャラガー、ディロンは車に乗り、何とか脱出するが、ほかの基地に向かう途中に仲間を失いながら、ある研究車両を発見する。

 

第二世代の子どもがいるその町で危機に瀕しながらも研究車両に乗るが、自分が死ぬと確信した博士はメラニーを解剖しワクチンを作り出そうとするが、メラニーはヘレンたち人間を救うために自分が研究材料となるのか、それとも・・・。

感想

今までのゾンビ映画とは全く違うエンディングでした。

 

これまでゾンビ系の映画は、「ウォーム・ボディーズ」「バイオハザードシリーズ」「メイズ・ランナー」など割と見てきたし、ここ最近では「メイズ・ランナー」が結構面白かった。(シリーズ1作目が特に)

 

「ウォーム・ボディーズ」も新しい視点でのゾンビ映画という印象ではあったけど、
エンディングに向けた方向はどの映画も一緒だったように思います。

 

 

どの映画も少なからず、ゾンビに対するワクチンやその方法がわかって人間が救われる方向でした。

 

ですが、この映画は「人間が救われるだけではない」という方向性が新しかった。

ゾンビと人間。
この世界の多数派はどちらなのか。

 

人間を救うことだけが正しいのか。

 

 

ホラー映画というカテゴリでしたが、ホラー要素はあまりなく、
最初こそ音楽だったり、説明があまりない状態での映像は確かに怖かった。

 

何か起こるんじゃないか。
映像を見続けていいのか。

直視しない方がいいんじゃないかとメガネをとって、視力を落とした状態で見たり。

 

 

最後は一瞬「?」「これってどういうことだろう」と今までにない終わり方で考えてしまいましたが、
それぞれの立場にとっては「新しい希望」であったり「絶望」であったり、
世界とはそういうものだなと感じさせるラストでした。

 

 

すべてが救われることはない。
他の映画を見ていたときは、「あ~よかった」と自分は未来が残された側なんだと思い込んでいたけど、この「ディストピア」ではそうでない未来もある、ということを感じました。

 

 

ゾンビ系の映画が好きな人にとっては、新しい視点のラストを体験してみてほしい1作です。